【体験談】採卵養鶏場でのお仕事

スポンサーリンク

過去に養鶏場(卵のほう)で数年働いていたので、仕事内容や思い出をまとめました。

・養鶏のお仕事に興味がある
・養鶏場での勤務を検討している
といった方の参考になればと思います。

あくまで個人の体験談です。農場によって大きな差があるので一例としてとらえてください。

鶏舎管理編

ニワトリさんのおうちである「鶏舎」関係の業務について。

日常の掃除

ざっくりまとめると、

①床、壁のほこりとり
死鶏しけいの確認、処理
③出入口の消毒

となります。以下で説明します。

ほこりとり
農場の規模にもよるんですが、日本国内のよくある鶏舎は基本的にものすごく密飼いです。ぎゅうぎゅう詰め。
1鶏舎に何百何千、何万羽もいるような状態なので、それはもうあっという間に埃だらけ。

広いところだと二時間くらいかけてひたすら、ケージ下の埃を掻き出しては集めて捨てる作業をしていました。
おかげで慢性の腰痛が職業病となります。腰は大事。

死鶏しけいの確認、処理
鶏舎内を見回りして、たまに死んでいるものがあるので回収します。
放置して伝染病など発生したらとんでもないですからね。この作業は結構念入りにやります。

死因は様々ですが、毎日死んだ数をお役所に報告します。義務付けられているそうですが詳しくは忘れました。
若い鶏の鶏舎だとちょくちょく脱走されます。
元気いっぱいなので、捕まえるのがこれまた大変。

③出入口の消毒
石灰撒いたり、消毒液を補充したりします。いつ病気など出るか分からないので、鶏舎ごとに消毒は徹底します。

鶏入れ替えの時の掃除

鶏の入れ替えの時は一旦鶏が全ていなくなるので、消毒や水洗いができます。
この時にどこまでキレイにするかは、養鶏場によってかなりの差があると聞きました。

私が居たところは水洗いをするところで、冬場なんかはカッパ着ててもびしょ濡れ・・寒くて死にそうになりました。

餌の管理

餌はタンクから自動で送られますが、たまに詰まったり止まることもあるので放りっぱなしというわけにもいきません。
ちょくちょくチェックしていきます。
一晩餌が止まるだけでも、卵の調子は結構落ちますからね。

卵選別編

鶏も生き物なので、規格外品の卵が結構出ます。
大規模な農場だと完全に機械がやってくれたりしますが、わりと小規模だったので手作業でざっくり仕訳したあとパックづめの工場に送ってました。
卵の選別
二黄卵ってのはふたごの卵です。
若い鶏が間違って産みがちな物なので、実はそんなに珍しくはないんです。

とはいえ規格外品。スーパーで売ってるものには基本混じっていないからあまり目にしないんですね。

あと、コンテナ1ケースに卵がいっぱいで15キロほど。それをしょっちゅう持ち運ぶものですから、集卵作業だけの人でも腰を悪くすることが多かったです。

働く人たち編

どんな人が働いていたか、ざっくり紹介。

パートのおばちゃん

近所の主婦が多かったです。
ほとんどが50歳以上で、「夫が定年して家にいるから、嫌になってパートに出てきた」とおっしゃってました。

当時20代の女子に対して、何という夢のない発言を…

もともと結婚に夢見るタイプではなかったんですが、現実を目の当たりにした感……。
「亭主元気で留守がいい」とはよく言ったものですね。まさにそんな印象でした。

障害者雇用枠

知的障害の方が数人いらっしゃいました。
30代から70代まで、結構幅広く。

彼らは消毒や鶏舎の掃除などを行っていましたが、防疫関連はとても重要な業務。単調とはいえ なくてはならない仕事です。

ですが経営者は「障害者は最低賃金以下で働かせても良いから人件費が安く済む」と、恐ろしく低い賃金で働かされていたのが心苦しかったです。

不当だと経営者に訴えるにも、そこまでの能力が彼らにはありません。

過去に経年劣化で道具が故障した際「お前が壊した」と修理代を給料から天引きされたという話、パートのおばちゃんから聞いたときは……なんとも言えないモヤモヤが残りました。

外国人研修生

農業や畜産業は、わりと外国人研修生が働いてることが多いです。
私の居たところにも何人かいました。

彼らはなんちゃってレベルの(個人で独学している場合もありますが)日本語研修を受けただけの状態で来ます。
できる会話は挨拶程度。そんな感じ仕事にきます。

外国語を話せる人もこちらにはいません。完全に身ぶり手振りからコミュニケーションが始まります。

基本的には、先輩が研修生に仕事を振ったり取りまとめていましたが、言葉の壁はなかなか苦労していたみたいです。

結局のところ、出稼ぎに来るほど意欲のある子達なので…1年もすれば研修生の日本語能力は劇的に上がります。驚くべき成長です。

私が仮に1年留学しても、彼らほど外国語を話せるようにはならないでしょう。外国語の習得は、時間よりも必死さが必要なのだと知りました。

近頃は失踪だの脱走だの取り沙汰されていますが、そういった例はここでは見ませんでした。

余談・エピソード

短い間でしたが色々ありました。今後思い出したら、他にもエピソードを足すかもしれません。

こちらの記事では雄鶏おんどり淘汰とうたに関するエピソードを書いています。

漫画にしてもらったのでさっくり読めます。よろしければ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました